ぎんなん掲載『鳥』が歌詞に
数日前に「こころの芽コンサートVOL.5」の案内状が届きました。僕が「ぎんなん75号」に発表した『鳥』が歌になるということ。この7月22日2時から、阪急西宮北口駅南改札口近くの「兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホール」でコンサートが行われるということ。ポスター裏面によると『鳥』は南川弥生作曲、テノール谷口耕平、バリトン伊藤友祐、ピアノ織部温子、フルート坂田真行、というさまざまな人の力で演奏されるようです。『鳥』の詩は
鳥
かわぞえ えいいち
水平線
線の途絶えたところから
一つの波が鳥となり
青い大きな空へ飛び立った
次から次へ
波は途絶えた所を目指し
鳥となっては飛んでいく
すべての波が
鳥となり空を自由に飛べる夢
見ながら揺れるゆらゆらと
そしてそのうち
水平線
線の千切れたところから
一つの波が鳥となり
広い大きな空へ飛び立った
次から次へ
波は千切れた所を目指し
翼を広げ飛んでいく
すべての波が
鳥となり羽を広げてゆうゆうと
そんな夢見て揺れている
いつかそのうち
水平線
線の薄れたところから
一つの波が鳥となり
高い大きな空へ舞い上がる
次から次へ
波が鳥へと変身しつつ
自由な空へ飛んでいく
ぼくの心も
波となりふわふわ揺れて待っている
真っ赤な空を飛べること
鳥に変わって
です。実は僕が十代で作った「水平線線の途絶えたあたりより波の数だけ鳥が飛び立つ」の歌が元にあります。スケールの大きな歌なので、どのような歌になったのか楽しみです。
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