テスト表紙など
今まさに離れんとする滴くあり命の重きかなしみが見ゆ(凍雲号)
この歌は養精中学校二年生一学期末テストの表紙にしたものです。印刷なので白黒となりましたが、原本を載せておきます。僕の歌については「流氷記 今まさに離れんとする」で検索すると、だいたい出てきます。
それから、教科書で、正岡子規の「くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨の降る」を教えましたが、僕の歌にも同じような情景の歌があります。
冬薔薇は乳首のごとくやわらかな棘つけて今日の雨に打たるる(流氷記抄)
乳首という言葉があるので、一部の中学生には変に思われるといけないので授業等では一切言いませんでしたが、子供の乳首のような本当にやわらかで小さなトゲを表現したものです。「流氷記抄」では「やわらかき」でしたが、「やわらかな」の方がいいと思います。
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