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2009年6月21日 (日)

フォントデザイナーとして

  このところ正規の仕事の他には、フォントデザイナーとして時間が費やされています。フォントデザイナー、フォントを作る仕事です。活字よりも美しくをモットーに、精一杯の努力をしているところです。この分野はまだ未開発のものが多くて、とても遣り甲斐のある仕事だと思っています。取り敢えず第一弾は、卒業証書や表彰状から手紙に至るまで利用できる毛筆のフォントと、テストにも使えるペン字フォントの組み合わせです。『優美書体』と名づけられ、シリーズ化していくつもりでいます。日本のフォントの全体を見回しても、教科書体や宋朝体など、まだまだ数も限られており、字も改良の余地がたくさんあります。僕は今の所、まだまだ目が高く手が低いところもありますので、益々の精進と努力が必要ですが、製品が出来ると悦びも多くなると期待しています。これも父から貰ったようなものなので、これからの人生の主軸のひとつになっていくと思います。次の流氷記はすべて自分のフォント、つまり僕の字で刊行されるかもと思っています。まっ、期待していてください。

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