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2007年2月25日 (日)

島田陽子さん

 もう一ヶ月以上も経ってしまいました。話がすっかり前後してしまいましたが、心に貯めていたことでもあり、僕には書きたいこと、書かねばならないことがそれだけたくさんあるということでもあります。1月21日(日) に大阪エル・おおさかで島田陽子さん、畑中圭一さん、中島和子さん等と会いました。彼らの所属する「ぎんなん」の研究会に参加したのです。僕はもともと詩を作っており、短歌を作るときも詩を作っているのかも知れぬと思うこともあります。島田陽子さんからいつも送られてくるこの「ぎんなん」と「叢生」にはいつか参加したいと思っていましたので参加したわけです。畑中圭一さんはいかにも温厚な素敵な紳士という感じ、中島和子さんはちょっと個性的な可愛い小悪魔(小天使よりもこの方が可愛い?)といった感じの人。このお二人のことは今回さておいて、島田陽子さんのこと。本当に素敵な人でした。初めてお会いしたのですが、流氷記でもお世話になり、初めてという感じではなく、たくさんのお話しを聞くことができました。「私は本当に自分のやりたいように詩で生きていく」という信念を感じることが出来ました。風貌も田辺聖子さんと並んで大阪を感じさせる人なのではないでしょうか。親しみとその心の強さ温かさを感じました。彼女は「金子みすずへの旅」で、金子みすずを見出した人でもありますが、「島田さんは先見性がありますね」という声に「私は金子みすずを書きたいから書いただけ、それだけ。先見性とかそういうので書いたわけではありません」ときっぱり。僕の本田重一さんに対する思いと同じだと思ったりしました。研究会のあとで彼女の話は尽きることがありません。彼女は詩壇というものに阿らず、一匹狼でここまでやってこられた経緯や心の動きをずーっと話して下さいました。類は類を呼ぶといいますか、同じ波長の人は互いに感じ合うものです。嬉しくて楽しくてと言う数時間を過ごさせていただきました。三浦光世さんとはまた違った素敵な人です。ついでに、僕もその日から「ぎんなん」の同人にしてもらい、年に数回ですが、詩を発表することになっています。ちなみに、島田陽子さんは大阪万博『こんにちは、世界の国から」の作詞者でもあります。素敵な出会いは本当に嬉しいものですね。すっかり前後してしまいましたが。

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コメント

本物との出会いがあるのは、本物の活動を継続されていらっしゃるからに他なりません。川添さんは多くの心ある方々と繋がっていて大変羨ましい限りです。
小生の場合は残念ながら、肥大化した結社の中で、そのような志が通い合うような出会いはないですね。それはお前が歌会に出ないせいだ、とか言われそうですが、同じような志を持った方の歌が塔誌上にあれば、決して見逃すことは無いと思うし、必ず連絡を取らせていただくことになると思います。しかし、今のところそのような出会いはないです。組織自体にもあまり血が通わなくなってきているように思えるし。

だから、川添さんがお書きになった同人誌のお話に大変興味をもちました。創設者や主宰の血の通った同人誌というものがあるならば、その雰囲気を一度是非味わってみたいと思っていたからです。見本誌などが入手できればいいのですが、ネットで調べてもよくわかりませんでした。よろしければ今度島田さんの活動についても教えてください。

投稿: 西園寺 | 2007年2月25日 (日) 14時18分

僕も初めて参加させてもらいましたが、関西近郊の人ばかりで、大阪府立労働センターが唯一の研究会のようです。東京にもきっとそのような会があると思います。文芸年鑑や読売年鑑などに詩誌の住所など載っていると思います。僕の持っているものをかき集めてお送りしましょうか。ささやかですが、とても良い研究会でしたよ。島田陽子さん、畑中圭一さんは小学校の教科書にも載っている詩人ですし、どうしてこんなに地味な会なのか不思議なくらいでした。

投稿: 川添英一 | 2007年2月25日 (日) 17時58分

>僕の持っているものをかき集めてお送りしましょうか。

いえ、それには及びません。それに短歌がまだ身についてないうちからよそ見をしてしまってもよくないかも知れませんね、

投稿: 西園寺 | 2007年2月25日 (日) 20時35分

ぜひぜひ
畑中圭一さんのプロフィール等を
教えてくださいまし。

投稿: さこ | 2010年11月11日 (木) 19時21分

円成院の芭蕉翁墓お参りしてきました。
「野坡建立の大阪遊行寺の芭蕉墓拓本発見」
良い記事ですね。参照させていただきました。

投稿: bittercup | 2011年6月27日 (月) 09時32分

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