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2007年2月 4日 (日)

シャルルアズナブールさよなら公演

シャルルアズナブールさよなら公演に行ってきました。実は30年前にも同じフェスティバルホールで見て聴いています。今回は前から五つ目の席だったせいで間近に彼を見ることができたせいもあるのかも知れませんが、最初にアズナブールが出てきて、曲が流れてきたときに既に、胸が熱くなりました。いつも彼の声を聴いているものですから、生の声を聴いて何か体の芯から揺り動かされるものがありました。三曲か四曲目にサジュネス(青春という宝)がピアノと彼の声だけで流れてきた時には、胸がいっぱいで涙が溢れてきて仕方ありませんでした。感動したのは勿論僕だけでなく、ラボエームを歌ってカーテンが閉まろうとしたとき、みんなで立ち上がって、ありがとうアズナブールと叫んでいました。僕はもう何も言えませんでしたが。人生でこれほど感動して曲を聴いたのもそうあるものではありません。久しぶりに充実した気持ちです。アズナブールについてはまたいつか書きたいです。

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コメント

 大変羨ましいことですね。感動できるものに出逢えるということは。
 小生は元旦にヨドバシカメラでiPodなるものを買いましたら、以前から買って所有していた沢山の聴かなくなっていたCDを、絶えず持ち歩いて聴くようになりまして、すっかり人生が変わると言っていい程の影響を受けております。
 若くて暇を持て余していた頃のように、じっくりとベートーヴェンの音楽に浸る機会が持て、彼の魂の芸術的到達点の極みの気高さに、思わず感涙に咽んだりした次第でありました。
 魂の気高さや清らかさといったものを標榜することと、歌の心を養うということは、小生にとっては共通のことのように思われます。
 己自身の魂の所在が、しっかりと自分で把握できているような状態でないと、本当に生きている状態とは言えないように思えますが、まだまだそういう状態には程遠いようです。
 流氷記次号を楽しみにしております。こちらも頑張りたいと思います。

投稿: 西園寺 | 2007年2月 5日 (月) 16時23分

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