明日香へ
雨で無理だと諦めていたら、朝は青空さえ見える。すぐに明日香へと出発した。師の故寺尾勇先生が特別風致地区にと尽力された飛鳥へ。実は十一月の校外学習の下見も兼ねている。川原寺の横にある堂の下レンタサイクルへ。車を停めて自転車でまず石舞台へ。石舞台の上の辺りは丁度多武峰から下りてくる道と飛鳥川が接している。
『飛鳥川多武峰より下りてくる少女に赤き花ひろがりぬ』の歌の所である。この石舞台の周りの草原が素敵である。今日は、大化の改新を題材にした舞台も組まれており、それを演出している上山好庸さんともお会いし、少し話をした。この舞台の試みはテレビでも紹介されており、高校生なども参加している新鮮な試みである。ああ、ベクトルが上を向いているのはいいな、と心から思った。思えば、流氷記で少しスランプ気味になっていると思う。新しい風を身に染みつかせないと、と心から思った。上山さんは明日香で絵葉書も売られており『明日香路』の写真集も売られている。飛鳥の象徴のようにもなっている。心の純な素晴らしい人。今日も素敵な景色と素敵な人に出会った。明日香からの風景を眺めていて感じたこと。奈良の魅力の一つは緑から青へと、そのさまざまなアオが見られることだ。アオによし、とはよく言ったものだ。帰ってからまた紙折り少し。
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