塔一月号投稿歌
もうすぐ発表されると思いますのでね少し先に発表しておきます。どの歌が選ばれ、どう見るのか、興味があります。発表された後に出すと、感情的なものが入ると思いますので、少し前の今日、出しておきます。これは流氷記47号にもそのまま載せます。さあ、
秋茄子の喉にて溶けるときめきの待てば夕べの月が出ている
アンカーの一人一気に抜きてゆく後へ後へと借景流し
次々に抜きつ抜かれつ人生のリレーもかくのごとくにありや
一年のうちで最も楽しかりし本田重一との三日間
女満別空港に待ちくれし顔本田重一思えば浮かぶ
生活の全て捧げたこともある塔は冷たく大きくなりぬ
再入院告げし葉書の届きいて本田重一数日後死す
流氷が今日は離れて沖に見ゆ本田重一告げしことあり
毎日のように語りしこともあり田中榮と三十五年
志書くべし田中榮言う編集後記なめたらあかん
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コメント
こうして、事前にお歌を拝見しますと、塔一月号を読む楽しみが、ひとつ増えた気がします。旧かなをお使いにならないのは、以前、塔で禁止されていた影響があるのでしょうか?
投稿: | 2006年1月19日 (木) 09時57分